すてきなブランドムービー!
2年くらい前から使っているもののようですが、僕は最近見ました。
誰かがつかなければフォルクスワーゲンは完成しないという価値観を
まだフォルクスワーゲンじゃない
という言葉にきゅっと集約している
このワードを軸に展開して、あなたの人生にフォルクスワーゲンはありますか?と問うわけですよね。
でもそれって、思い出を彩るそのシーンは絵になっているかっていう問いでもあり、家族や恋人に安心と快適さを提供しているかという問いでもあるし、その時の街の風景はどうだったという問いでもある。
いろんなところに話は飛ぶけど、基本、ユーザーの体験に回帰するストーリーですよねー。
ひとつ気になるのはあらゆる人がのれるようになるまではの部分かな。
わからないけど、もともとなかったシーンじゃないのかな?
と思って英語版を探してみたら、セリフの量がちょっと違った。
英語版だとシーン切り替えが自然だった。
50秒目の両親のところと、次のシーンが日本語の方がセリフがちょっと長い。
だから次のシーンも少しセリフの頭が英語よりも遅い。
makes us smileのsmileで黄色の車がちゃんとはまっていて気持ちがいいです。
↓英語版
まぁ、それは細かい話で、そんなことはどうでもいいくらい素敵です。
価値をデザインするって、きっとこういうことなんだろうなと思わせてくれる。
これは大企業だから作れるってものではなく、中小企業でも、個人事業でも、趣味のクラブでも作れます。
むしろ意思決定がシンプルな小さい組織の方が作りやすいんじゃないでしょうか。
でも誰でも作れるわけじゃないです。
デザイナーが勝手に頑張っても、それは嘘のストーリーにしかならないですから、このストーリーはどこかで文化のレベルまで昇華されていないと出来ないんじゃないのかなと思います。
僕は自分の事業で、こんなムービーは作れないです。
恥ずかしながら、それに耐えられる揺るがない価値観を持ち合わせていないですから。
いつかはこんなムービーが作れるようになりたいものです。
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